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「飛騨の田吾作」は乗鞍岳から宮峠、位山へと続く日本列島南北の分水嶺に位置する位山（1,529M）登山口の苅安湿原にあります。
位山は約1,300年前に、出雲の神々が位山に降り立ち、飛騨一宮水無神社に歴史をしるしたと伝えられる伝説の山で「天の岩戸」をはじめ、太陽の力を吸収したと伝えられている「鏡岩」、山頂を拝する位置にある「祭壇石」など数多くの巨石群があります。
山頂とふもとの水無神社を結ぶ直線上に、これらの巨石の多くが並んでいることもわかっています。登山口からイチイ、ダケカンバの原始林を抜け巨石を数えながら頂上にたどり着くとドウダンツツジの見事な群生と可憐な鳥の声が出迎えてくれます。滾滾と湧き出る恵みの水「天の泉」で喉の渇きをいやし前方を見渡すと北アルプスの見事な眺望が開けます。
また、位山には、かって飛騨と都を結ぶ唯一の道であった官道「位山街道」が通じていました。現在は石畳の残る遊歩道として格好のハイキングコースになっています。
田吾作は「位山山荘」の時代から飛騨の名物民宿として多くの人に愛されてきました。見知らぬ客 同士が囲炉裏を囲み酌み交わす酒の味や、懐かしい人の温かみに触れて、毎年泊まりにくる常連が絶えません。主は山の仙人ならぬ山の童人でTV出演も多くユニークで遊び大好きの親爺です。
９６年１２月に元の位置から現在のゲレンデ内に新築移転しました。スキーシーズンはリフト乗り場が目の前というロケーションのよさです。
各部屋にはTVがありますが、ぜひ、１階の囲炉裏の間で「飲んで、遊んで、食べて､喋って、ごろねして炭火の暖かさを味わってくれろ」というのが親爺の願いです。囲炉裏の周りには客と親爺が持ち寄った全国の銘酒のほか、いつでも飲めるようにお茶、コーヒー、紅茶が用意（ご自由にどうぞ！）してあります。
また、位山の巨石をふんだんに使った野趣あふれる庭園には天然記念物のイワツツジが１５００株余群生し花の季節には見事な景観をみせてくれます。
「太陽伝説」と名付けたペルーのチチカカ湖周辺から出土したプレインカのチャビンやモチーカの土器もぜひご覧ください。
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標高900ｍ、面積0.55haで、南東向きのゆるやかな斜面にあります。全体は泥炭層におおわれ、その上にミズゴケ湿原（高層湿原）が広がっています。 水路やアカマツ林、建物などに囲まれたとても小さな湿原ですが、調査が進むにつれて、絶滅のおそれがあるとして環境庁のレッドリストにあげられている種類など、貴重な植物が数多く生育していることが分かってきました。また日本で最も小さなトンボであるハッチョウトンボなど、貴重な動物もすんでいます。
いただくための場所で、分水嶺水路、湿原観察歩道、あずまやが設置されています。
