平成13年度「中川区区民まつり」が10月28日、露橋スポーツセンター（露橋公園を含む）で開かれ、大勢の家族連れらで賑わいました。今回は、郷土の英傑「前田利家」をアピールする企画が前面に打ち出されたこともあって、例年よりも歴史ファンが多数詰め掛け、前田家ゆかりの展示品などに熱い視線を投げ掛けていました。

安土桃山時代の武将・前田利家（1538〜1599）は、現在の名古屋市中川区に生まれ、織田信長・豊臣秀吉に仕える中で立身出世し、後に「加賀百万石」の礎を築きました。そのサクセス・ストーリーが来年のＮＨＫ大河ドラマ『利家とまつ』で取り上げられることもあって、利家生誕の地である中川区や、加賀百万石の城下町・金沢市などでは、「利家ブーム」の盛り上がりを期待して、さまざまなキャンペーン活動やタイアップ企画等が展開・実施されています。

そうした中で今回の「区民まつり」では、区民グループ「前田利家発信隊」の活動内容が分かり易く紹介されたほか、前田家ゆかりの品々や金沢の名所旧跡を紹介するパネル等が多数展示され、さらにはパソコンによる観光案内や伝統芸能・加賀宝生の謡披露なども行われました。